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犬種

超人気ダックスフンドはこんなワンちゃん!飼い方を徹底解説

投稿日:2019年9月7日 更新日:

ダックスフント画像

長い鼻に長い胴体と、非常にユニークな形状のわんちゃんである、ダックスフンド。
このダックスフンドは、日本人にも大変人気で毎年の人気犬種ランキングでは常に上位に入っているほどの犬種です。
今回は、このダックスフンドについてどんなワンちゃんなのか、飼い方は難しいのか、飼う場合の注意点などを詳しくお伝えしていきたいと思います♪

ダックスフンドの歴史

ダックスフンドといえば、なんといっても長い胴体ですよね。
でも、この胴体、最初からこのようなユニークな形だったのでしょうか?それには、ダックスフンドの歴史に秘密がありそうです。
そこで、まずはダックスフンドの歴史や原産国、種類はあるのかなど見ていくことにしましょう。

年代

ダックスフントの起源は意外と古く、最も古いものでは古代エジプトの壁画にダックスフントに似た犬が刻まれているのが見つかっています。

ダックスフントは、スイスのジュラ山岳地方のジュラ・ハウンドが祖先であるといわれており、12世紀頃に、中型ピンシェルとの交雑によってまず、スムーズヘアードのダックスフンドが作られたといわれています。

つまり、ダックスフンドはよく見られるロングヘアのダックスが最初ではなく、毛の短いスムース種が基礎系だったのです。

19世紀頃から、アメリカや他の国へも少しずつ輸出されるようになり、一般的に家庭でも飼われるようになりました。

原産国

ダックスフンドの原産国は、ドイツです。

種類

ダックスフンドは、毛の種類では3種類、大きさでも3種類に分けることができます。

まずは、毛の種類で分けてみましょう。

【ダックスフンドの毛の種類】

スムースヘアード 短毛で硬い毛質のダックスフンドです。滑らかで光沢感のある毛並が特徴的です。
ロングヘアード 長毛のダックスフンドです。やわらかく、光沢感ある毛並が特徴です。
ワイアーヘアード 大変珍しい毛種です。全身が太く硬い毛で覆われていて、ヒゲと眉毛がチャームポイントです。耳はスムースヘアード同様に短毛です。

【ダックスフンドの大きさの種類】

種類 体重 胸囲
スタンダード 9~12kg 35cm以上
ミニチュア 5kg以下 30~35cm
カニンヘン 3~3.5kg 30cm以下

このように、大きさで呼び名が違いますので、サイズ確定できるのは生後1年経ってからになる場合もあります。

ダックスフンドの特徴

ダックスフンドは、もともとアナグマを猟るために、農夫などによって改良された犬種です。
特に、アナグマがいるような地下での狩猟に適するよう繁殖されてきた犬種ですので、あのような長い胴体になったのですね。
では、ここからはダックスフンドの特徴をもう少し細かく見ていくことにしましょう。

毛色

ダックスフンドの毛色も、カラーバリエーションが豊富で知られていますが、基本的には、レッドとブラックしか認められていません。
ダックスフンドの場合は、毛色と遺伝性疾患の関係が深く、誤った知識で交配させてしまうと、弱い個体が生まれたり、奇形が生まれたりするので注意が必要です。

系列 毛色
単色 レッド、クリーム、チョコレートなど。シューデッドと呼ばれる、黒い差し毛がある毛色もあります。
2色 ブラックタン、チョコレートタン、ブラック&クリームなど。目の上やマズル、胸などがタンカラーで構成されているのが特徴です
その他 レアカラーであるダップル、虎のような縞柄のブリンドルなどがあります。ワイアーヘアードに関しては、他にワイルドボアー、デッドリーフ、ソルト&ペッパーがあります。

毛色として存在していても、繁殖はタブー視されている毛色もあります。
ダックスフンドを迎える際は、色素遺伝子について熟知しているブリーダーから迎えることをおすすめします。

大きさ(高さ、体重)

大きさは、先ほど種類の内容で述べたように、3種類の大きさがあります。あくまでも一般的な数字ですが、下記の通りになります。

種類 体重 胸囲
スタンダード 9~12kg 35cm以上
ミニチュア 5kg以下 30~35cm
カニンヘン 3~3.5kg 30cm以下

臭い

もちろん個体差がありますが、ダックスフンドはあんまり臭うことはありません。
定期的にシャンプーして、ケアをしてあげていれば大丈夫です。
ただし、歯周病などに侵されると、お口の臭いはかなりきつくなりますので注意しましょう。

寿命

ダックスフンドの寿命は12~16歳が平均です。
しかし、最近では獣医学も進歩していますので、18歳を超えて頑張って生きてくれているワンちゃんもたくさんいます。

性格

ダックスフンドは、陽気で好奇心が強く、非常に活発です。少し頑固なところがありますが、賢く順応性が高いため、また、かつては使役犬として活躍していたため、しつけや訓練は入りやすい犬種です。

ダックスフンドの飼い方

ダックスフンドについて、どんなわんちゃんかだいたいおわかりいただけたと思います。
では次に、ダックスフンドの飼い方についてお伝えしてまいりましょう。

飼う場所(室内)

ダックスフンドは、必ず室内で飼育してあげて下さい。
また、身体の特徴として足が短いということがありますので、地面と身体の距離が他の犬種より低いということになります。
そのため、冷えに弱かったり、肥満でおなかが地面についてしまって、怪我をすることもありますので、体調管理や体形管理には十分注意しなければなりません。

散歩

ダックスフンドは、元は猟犬ですのでしっかり運動させる必要があります。
毎日1時間程度の散歩が理想ですが、事情でお散歩に毎日いけない場合でも週末はドッグランなどに連れて行き、思い切り走らせるなどしてあげてください。

エサ

ダックスフンドの餌はドッグフードが一般的です。
肥満大敵な犬種ですので、おやつの与えすぎには注意してください。

トリミング

ダックスフント_トリミング画像

ダックスフンドは、どの種類もカットを必要としない犬種ですので、トリミングは必要ありません。ただし、グルーミングは定期的におこないましょう。
特にミニチュアダックスの被毛はダブルコートですので、換毛期はよく抜けます。
ロングヘアーとワイヤーは週に2~3回以上、スムースも定期的にブラッシングをしなければなりません。

どこで買える?

ダックスフンドを飼いたいと思ったら、入手方法は3つあります。

  • ペットショップで購入する
  • ダックスフンドを扱っているブリーダーから購入する
  • 保護犬などを迎える

以上の3つのルートがあります。
ダックスフンドの中でも、ミニチュアやカニンヘンは人気がありますので、ペットショップではよく見かけるのですが、ワイヤーヘアードのダックスは珍しいので、こちらは信頼できるブリーダーもしくは、海外から輸入しなければ迎えることが難しいでしょう。

価格

ダックスフンドの価格は、10万円~20万円が相場です。
ただし、チャンピオン犬の子供であったり、血統が優れた犬である、ショードッグとして向いているという、いわゆる犬質が高い犬の場合は、50万円を超えることも珍しくありません。
また、珍しい毛種のワイヤーヘアードダックスは、かなり高額になりますので欲しい場合は資金をきちんと準備しておきましょう。

飼うために必要なもの(グッズ等)

ダックスフント くつろぐ

ダックスフンドを飼うために必要なものは、

  • ケージ
  • トイレ・トイレシート
  • 餌入れ
  • 水入れ
  • 首輪・リード
  • おもちゃ
  • おやつ
上記のグッズが揃っていればまず大丈夫です。
他には、移動させるためのキャリーケースも必要ですね。
全てのグッズは、できれば迎える前に揃えておきましょう。

畜犬登録

犬を飼う場合は畜犬登録を各市町村に届け出る必要があります。これは、犬の飼育に義務付けられている狂犬病の予防接種を行った際に、病院が行ってくれるのが一般的です。

ワクチン

犬を飼ったら、まず狂犬病のワクチンを接種しなければならないことは法律で定められています。
狂犬病のほかにも、さまざまな病気にかかる可能性があり、これらの病気に対して抗体を付けるために混合ワクチンの接種が推奨されています。
混合ワクチンも、色々な種類がありますがワクチンもリスクがあります(死亡するケースがある)ので、5~6種類程度のワクチンで十分です。狂犬病も混合ワクチンも、年に1度接種を行うのが一般的です。

ダックスフンドの食事

ダックスフント フード

次に、ダックスフンドの食事について解説していきます。

必要な栄養素

犬に必要な栄養素は、5代栄養素と言って

  • タンパク質(アミノ酸)
  • ビタミン
  • 炭水化物(食物繊維)
  • ミネラル
  • 脂肪(脂肪酸)
の5種類の栄養素です。
特に、タンパク質については良質なタンパク質を与えることが重要視されています。

与えてはいけない食べ物

ダックスフンドに限らずですが、与えてはいけない食べ物として

  • ネギ類
  • チョコレート
  • アルコール
が挙げられます。
ダックスフンドは、よく食べる犬種ですので、食べてはいけないものでも飼い主様が目を離したすきにあっという間に口に入れてしまう可能性があります。
危険な食材の置き場所には注意してください。

ドッグフード

ダックスフンドには、通常ドッグフードを与えるのが、栄養バランスも整っており手軽に与えられるので良いでしょう。
ですが、ドッグフードもなんでもいいというわけではありません。
大切なダックスフンドに元気で長生きしてもらうためには、良質のドッグフードを選んであげてください。
最近では、ドッグフードも「プレミアムドッグフード」と呼ばれる、とても良いものがたくさん販売されています。
確かに、量販店で販売されている商品より高額な商品ですが、良質なフードを与えることで健康も維持できますし、医療費の節約にもなります。

ダックスフンドのしつけ・トレーニング

ダックスフンドは、先ほども少しお伝えしましたが、人の言うことをよく聞く犬種なので、しつけやトレーニングはとてもやりやすいです。
ですが、ダックスフンドは、自立心が強い犬種でもあるので、甘やかしてしまうと扱いにくいという一面があります。
そこで、どのようにしつけやトレーニングを行っていけばいいのか、お伝えしていきます。

接し方・コミュニケーション

ダックスフンドは、とても賢いのですが、それゆえに自立心をしっかり持っている犬種でもあります。
ですので、甘やかしすぎたりすると、コントロールできなくなる可能性もありますので、飼い主様が常にリーダーとして上位に立っていることが重要です。

褒める・叱る

犬を褒めたり叱ったりするのに、一番重要なのはタイミングです。
しつけを行うにあたっては、必ず「褒めてしつける」ことを心がけてください。
特に最初の頃は、全ての「できたこと」において褒めるようにしましょう。
叱る際も、体罰を与えることは絶対にしてはいけません。叱る場合は、犬の目を見て声を低くし、「ダメ」「いけない」という言葉で叱ることを徹底しましょう。

室内

ダックスフンドは、猟犬の血を引いているので、かみ砕く力が強い犬種でもあります。そのため、室内でフリーにしていて、目を離したすきにコードを噛みちぎってしまい、感電したという事故も少なくありません。
室内でフリーにする際は必ず飼い主様が、見張っていることができる環境でフリーにしてください。

散歩

ダックスフント 散歩

散歩のしつけとして重要なことですが、

  • きちんとアイコンタクトしながら散歩する
  • ノーリードは禁止
  • 犬の排泄物はきちんと持ち帰る。おしっこの処理は無害の消臭スプレー等を利用する
  • 犬が苦手な方も散歩を楽しんでおられるので、人とすれ違う時には必ずリードを短く持って制止する。
  • 他のわんちゃんに攻撃しないように訓練する
など、飼い主様が注意しなければならないことの方が多いです。

無駄吠え

ダックスフンドは、とても吠え声が大きい犬種です。
これは、猟犬だった時代に、飼い主様に獲物の居場所を知らせるために大きな声で吠えるのが彼らの仕事だったからです。
しかし、家庭犬として飼う場合は、ダックスフンドの吠え声は非常に迷惑になります。
特に犬を飼っておられない人からすると、騒音でしかならずとても不愉快な思いをされます。
全く吠えないようにするのは無理ですが、無駄に吠えるのを止めさせるようにきちんとしつけなければなりません。

トイレ

ダックスフンドは、比較的しつけが容易な犬種です。
トイレについても、きちんと教えればすぐに覚えてくれます。
また、トイレについては外でしかしない犬もいますが、そうすると悪天候の場合や病気になった時、外出できない事情があるときにとても困ります。
家の中でもトイレができるように訓練していきましょう。

噛む

ダックスフンドは、それほど攻撃的な犬種ではありませんが、噛み癖があると少々厄介です。人を噛んだり、よそのワンちゃんを噛んだりすれば、最悪殺処分対象となる可能性もあります。
噛むことに対しては、きびしくしつけていかねばなりません。

留守番

お仕事をしている方などは、日中家を留守にすることもあるでしょう。
留守番のトレーニングは、徐々に行うのが正しいやり方です。
いきなり何時間も突然留守番させられたら、分離不安症の原因にもなりますし、留守中ずっと吠えているということになりかねません。
ダックスが吠え続けたら、間違いなく近所からクレームが来ます。
最初は10分程度の留守番訓練から始めて、徐々に時間を伸ばしていきましょう。

ダックスフンドの健康

ここでは、ダックスフンド特有の病気や、なりやすい病気や怪我、予防、去勢避妊などについてお伝えします。

かかりやすい病気・けが

ダックスフンドを悩ませる疾患は、なんといってもヘルニアです。
ダックスフンドの胴長であるという特殊な形状からくる、遺伝性疾患です。
ヘルニアは、残念ながら予備軍を含めて、ダックスフンドの約7割が罹患する病気だとも言われています。また、ヘルニアは発症後72時間以内に手術しないと命の危険性もある恐ろしい疾患でもあります。
術後、完治する場合もありますが下半身がマヒした状態のままのダックスフンドも多く、そのような場合は犬用の車いすでの生活となります。
室内のフローリングにコーティングするなど、生活環境も工夫してあげてください。

去勢・避妊

犬の避妊去勢については、賛否両論あり、最終的には飼い主様が決めなければなりません。避妊や去勢について、わかりやすく表にまとめてみましたので、ご覧ください。

手術の種類 手術時間 費用の相場 メリット デメリット
去勢手術(オス犬) 15分ほど 2万円前後 マーキングしなくなる 攻撃性が無くなる 病気の予防 太りやすくなる 子供を残せない
避妊手術(メス犬) 1時間ほど 5万円前後 望まぬ妊娠を避けられる ヒート(生理)が無くなるので、いつでも外出させられる 生殖器に関する病気にならない 太りやすくなる 子供を残せない

手術の費用は、どうしてもメス犬の方が高い技術を要しますし、時間もかかりますので高額になります。ただし、いずれにせよ全身麻酔で行いますので、麻酔のリスクはオスメスともに同じです。
特にダックスフンドは、お腹が地面すれすれにつくような体型をしているため、術後、傷口からばい菌が入って再手術しなければならない子が、オスメスともに結構いるようです。
手術をお願いする病院は、口コミなども参考に腕のいいお医者さんを見つけましょう。

ワクチン等予防接種

狂犬病ワクチンについては、犬を飼っている人には義務付けられているので、1年に1回必ず受けるようにします。ただし、病気療養中や老犬の場合はワクチン接種が命にかかわることもありますので、その場合は病院で「狂犬病予防注射猶予証明書」を発行してもらえれば、予防接種を回避することができます。
ただし、ワクチンを回避するかどうかは獣医師の判断にゆだねられます。
その他には、混合ワクチンやフィラリアの検査および投薬が犬の予防として一般的な予防項目となります。

まとめ

賢く可愛いダックスフンドと、生活してみたいなと思われた方もおられるのではないでしょうか?
ダックスフンドは、とても人に忠実ですし、明るく表情豊かな犬種です。
お迎えされたら、きっとあなたの素敵な相棒になってくれること間違いなしです。

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