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超人気ポメラニアンはこんなワンちゃん!飼い方を徹底解説

投稿日:2019年9月12日 更新日:

ポメラニアン画像

ふわふわの毛並みが人気のポメラニアンですが、日本では昔からかなり人気のある犬種で、長い間私たちの生活を和ませてくれています。
ポメラニアンは、人気犬種ランキングでも上位にあり、変わらぬ人気が伺えますが、実際はどんなわんちゃんなのでしょうか?
ポメラニアンってどんな特徴があるのか、またワンちゃんを飼うのは初めてという方でも飼いやすいのかなど、徹底解説していきます!

ポメラニアンの歴史

ポメラニアンという犬種の特徴を知るには、まずポメラニアンの歴史から見ていくとわかりやすいのではないでしょうか?
そこで、ポメラニアンの歴史について年代や原産国、種類についても見ていくことにしましょう。

年代

ポメラニアンの元祖となった犬は、ジャーマン・スピッツやサモエドとされています。
18世紀になってイギリス国内に持ち込まれ、ヨーロッパの王族・貴族に愛好されて飼われるようになりました。
1892年にアメリカでポメラニアンが品種として確立し、国際畜犬連盟に登録されました。

原産国

ポメラニアンの原産国はドイツです。

種類

ポメラニアンという犬種は、1種類のみで毛の長さや大きさの違いはありません。

ポメラニアンの特徴

ポメラニアンの歴史がわかったところで、今度は特徴を詳しく見ていきましょう。

毛色

ポメラニアンは、ホワイト系の子が多いイメージがありますが、実はカラーバリエーションが豊富な犬種でもあります。
毛色はホワイト、ブラック、ブラウン、チョコレート、レッド(明るい茶色)、オレンジ(さらに明るい茶色)、クリーム(ベージュに近い茶色)、オレンジ・セーブル(明るさに濃淡のある茶色)、ウルフ・セーブル(灰に黒の差し毛)、ビーバー(濃いベージュ)、ブルー(灰色)、パーティ・カラー(混色)、ブラック・タン(黒茶)など珍しいカラーもあります。
また、これはチワワにも見られますが、大理石のような毛色である「マール」色や、眼の色が青いポメラニアンが、レアカラーとして一部では人気がありますが、遺伝性疾患が出やすいため、繁殖には利用はしてはいけないとされています。
一般家庭で飼育する分には問題ありませんが、マールカラーは公式に認められた毛色ではないため、ドッグショーなどには出陳できません。

大きさ(高さ、体重)

ポメラニアンは体重は2~3㎏、体高は20㎝前後が理想とされています。
ただし、歴史の章でもお伝えした通り、元祖は大型犬・中型犬だったため、稀に大きくなる個体がいるようです。もちろん健康上は大きいポメラニアンでも何ら問題はありません。

臭い

ポメラニアンは、定期的にケアをしていれば臭いはほとんど気になりません。強いて言えば、これはどのワンちゃんにも言えることですが毛色の黒い犬は、他の毛色のワンちゃんよりは多少臭うようです。

寿命

一般的に大型犬より、小型犬の方が寿命は長いとされています。
ポメラニアンは超小型犬として部類されていますので、寿命も長く12歳~16歳が平均的です。もちろんもっと長生きすることもありますし、逆に10歳になるまでに亡くなることもあります。寿命はあくまで平均的なものです。

性格

ポメラニアンは人間が大好きで他犬とも仲良くできる、フレンドリーな犬種です。
もともと、そり犬であった気質を受け継いでいるのか、活発で良く動き、遊びも大好きです。一方、ポメラニアンは繊細な面もあるため、人間に依存したり、無駄吠えをしてしまう、気が強いという子もいます。

ポメラニアンの飼い方

では、実際にポメラニアンを飼うにはどんなことに注意すればいいのか、など詳しく見ていきましょう。

飼う場所(室内)

ポメラニアンは、超小型犬ですし気温の変化に強くないので室内で飼育しなければなりません。
なお、昔は犬は外で飼うことが常識であった時代もありましたが、現在ではどんなワンちゃんも、外で飼育することはあまりしなくなってきました。

散歩

ポメラニアンは、小さくて可愛らしくぬいぐるみのようなワンちゃんなので、イメージ的にあまり散歩は必要が無いように思いがちですよね?
でも、祖先犬がサモエドなどのソリ犬ですので、本来は活発で運動が好きな犬種です。ですので、しっかりお散歩をさせてあげることで健康で長生きできる体づくりが望めます。

エサ

ポメラニアンの餌は、一般的にはドッグフードが良いでしょう。

トリミング

ポメラニアン_トリミング画像

ポメラニアンは、ある程度まで毛が伸びたらそれ以上は伸びないため、毛をカットする必要はありません。ですが、さまざまなカットスタイルを楽しむ飼い主様もいらっしゃいます。
ポメラニアンをトリミングする際は、毛を切りすぎると毛質が変わったり皮膚疾患を発症する可能性もあるため、きちんと知識のあるプロにお願いするようにしましょう。

どこで買える?

ポメラニアンを飼いたいと思ったら、入手方法は3つあります。

  • ペットショップで購入する
  • ポメラニアンのブリーダーから購入する
  • 保護犬などを迎える

以上の3つのルートがあります。
ポメラニアンは人気の犬種ではありますが、チワワやトイプードルのように、常にペットショップで販売されている犬種というわけではありません。
また、ポメラニアンは色々なタイプのお顔がいることから、「この顔が好み」というこだわりがある場合は、決まったブリーダーさんから迎える人も多いです。
さらに、残念ですが近年ポメラニアンのように、血統書付きの純血種犬であっても飼育放棄をする方もおられて、保護されるポメラニアンや、ブリーダー崩壊による放棄なども多いため、子犬にこだわらない場合は、このような保護団体から迎えるのも一つの方法です。

価格

ポメラニアンの価格は、10万円~20万円が相場です。
ただし、チャンピオン犬の子供であったり、血統が優れた犬である、ショードッグとして向いているという、いわゆる犬質が高い犬の場合は、30万円を超えることもあります。
さらに、珍しい毛色のポメラニアンやホワイト系の相場も高額になることが多く、30万円~50万円を超えて販売されていることもよくあります。

飼うために必要なもの(グッズ等)

ポメラニアンを飼うために必要なものは、

  • ケージ
  • トイレ・トイレシート
  • ドッグフード・おやつ
  • 食器・水入れ
  • 首輪・リード
  • おもちゃ

最低でも上記のものは必要です。
散歩に出かけられるようになれば、キャリーバッグやペットカートなど移動に使用するためのグッズもあれば便利です。おでかけグッズ以外は、できれば迎える前に揃えておきましょう。

畜犬登録

ポメラニアンなど、犬を飼う場合は畜犬登録を各市町村に届け出る必要があります。
なお、犬の飼育には狂犬病ワクチンの接種が義務付けられています。
狂犬病ワクチン接種を行った病院では、畜犬登録手続きを一緒に行ってくれます。

ワクチン

先ほど述べました通り、まず犬を飼ったら、狂犬病のワクチンを接種しなければならないことは法律で定められています。
狂犬病のほかにも、さまざまな病気にかかる可能性があり、これらの病気に対して抗体を付けるために混合ワクチンの接種が推奨されています。
混合ワクチンも、色々な種類がありますが室内飼育のポメラニアンの場合は、5~6種類程度のワクチンで十分です。狂犬病も混合ワクチンも、年に1度接種を行うのが一般的です。
ただし、ドッグショーに出陳する、よくイベントにでかける、アウトドアを楽しませたいなどの場合はワクチンの種類も多めにした方が無難です。
また、ワクチンは身体に負担がかかることでもありますので、病気療養中や老犬などの場合は狂犬病ワクチンを受けなくていい場合があります。この場合は、獣医師に証明書を発行してもらえば、ワクチンを接種しなくても畜犬登録できますので、相談なさってください。

ポメラニアンの食事

ポメラニアンの食事

次に、ポメラニアンの食事について解説していきます。

必要な栄養素

犬に必要な栄養素は、5代栄養素はというと

  • タンパク質(アミノ酸)
  • ビタミン
  • 炭水化物(食物繊維)
  • ミネラル
  • 脂肪(脂肪酸)

になります。
特に、タンパク質については良質なタンパク質を与えることが重要視されています。動物性たんぱく質は、犬にとってとても重要な要素なので、良質なものを適切量与えましょう。

与えてはいけない食べ物

犬に絶対に、与えてはいけない食べ物として

  • ネギ類
  • チョコレート
  • アルコール

が挙げられます。
この3つを注意していただければ、だいたいなんでも食べられますが、ポメラニアンにはアレルギー体質の犬も多いので、その場合はアレルギー物質を排除する必要があります。アレルギー検査は病院で行ってもらえますので、気になる方は獣医さんに相談してください。

ドッグフード

ポメラニアンには通常はドッグフードを与えるのが、栄養バランスも整っており手軽に与えられるので良いでしょう。ですが、ドッグフードもなんでもいいというわけではありません。1日でも元気で長生きしてもらうためには、良質のドッグフードを選んであげてください。プレミアムドッグフードともなれば、高額な商品にはなりますが、良質なフードを与えることで健康も維持できますし、なにより医療費の節約にもなります。ポメラニアンに良いドッグフードを探しておられる方は、是非一度試してみてくださいね。

ポメラニアンのしつけ・トレーニング

ポメラニアンのしつけ

ポメラニアンは、人好きで活発で賢い犬種です。
ですので、その特性を活かして、遊びを通してトレーニングやしつけを行うと、ポメラニアン自身も楽しく覚えてくれます。
ここでは、ポメラニアンへのしつけやトレーニングについてお伝えしていきます。

接し方・コミュニケーション

ポメラニアンは、人が大好きですので飼い主様とコミュニケーションを取ることが一番の幸せです。日ごろお仕事等で忙しく、かまってあげられない場合も、なんとか時間を見つけて遊んであげるようにしましょう。

褒める・叱る

近年、犬への虐待が問題視されています。
人間の中には、叱られれば叱られるほどやる気を起こして伸びる方もおられますが、犬にはまずそのような気持ちはありません。叱られて伸びる犬はいませんので、褒めてしつける方法でトレーニングしていきましょう。

室内

ポメラニアンは、足の関節が弱い犬種でもあるので、フローリングには滑り止めコーティングするなど工夫が必要です。
何も工夫しないまま、走らせたり遊ばせたりするのはとても危険です。また、高い場所から飛び降りてけがをしないように、訓練よりもまずは部屋の環境を整えてあげて下さい。

散歩

ポメラニアンは、祖先がソリ犬ですのでしっかり散歩させる必要があります。
また、散歩についてのトレーニングですが、無駄吠えをしない、飼い主様にきちんとついて歩く、他のわんちゃんに攻撃しないなど基本的なしつけは必要です。間違っても、「うちの子は大丈夫」と過信して、ノーリードなどにしてはいけません。

無駄吠え

ポメラニアンは、どちらかといえば無駄吠えしやすい犬種です。しかも、キャンキャンと甲高く鳴くので、これが騒音になってしまう場合があります。無駄吠えは、文字通り無駄な吠え声なので、これはしっかりしつけして辞めさせましょう。

トイレ

ポメラニアンは、賢い犬種ですし綺麗好きでもあるので、トイレのしつけは比較的行いやすいです。もちろん個体差がありますので、なかなか覚えてくれない場合もありますし、保護犬はトイレのしつけを受けていない子も多いので、こういったケースでは根気よくトイレを訓練する必要があります。

噛む

ポメラニアンは、とてもフレンドリーな犬種ですので、他人や他のワンちゃんを噛むことはあまりありませんが、もし人や犬を噛んでしまう場合は、絶対にやめさせなければなりません。
結果として、噛む行為が許されることはまずありませんし、ポメラニアン自身が悲しい結末を迎えることも(殺処分対象)ありますので、真剣に対策を考えましょう。

留守番

ポメラニアンは、人が大好きなので分離不安症になってしまう子もいます。とても繊細な犬種ですので、留守番の訓練も注意しながら行わなければなりません。いきなり何時間も留守番させるのではなく、まずは数分からはじめて、徐々に時間を増やしていく方法を取りましょう。

ポメラニアンの健康

ポメラニアン特有の病気や、ポメラニアンがしやすいけがの種類を知っておくことは、飼育するうえで非常に大切なことです。

かかりやすい病気・けが

ポメラニアンは、元となった犬が中型犬であったことから、今のポメラニアンのように小型化するにあたって、骨格を小さく改良したため、その影響もあって、膝蓋骨脱臼を起こしやすくなったと言われています。
その他に、関節で起きる異常としては、レッグペルテス、肘関節形成不全があります。早期発見で治療を行えば、温存したり完治することもできますので、歩き方がおかしいと感じたら早めに獣医師に受診するようにしましょう。
またポメラニアン独特の皮膚病として、偽クッシング症候群という病気があります。脱毛が起き、毛の抜けた部分が黒く色素沈着します。原因は不明な点が多く、遺伝性の疾患と言われています。
このほか、チワワを代表する病気である水頭症にもなることがありますし、流涙症や、呼吸が荒くなる気管虚脱などになりやすいため、日頃から観察することが重要と言えます。

去勢・避妊

ポメラニアンだけでなく、犬の去勢や避妊を行うにあたっては賛否両論あります。
下記の表にメリットデメリットもまとめましたので、よく考えて決断してください。

手術の種類 費用の相場 メリット デメリット
去勢手術(オス犬) 手術時間:15分ほど 2万円前後 マーキングしなくなる 攻撃性が無くなる 病気の予防 太りやすくなる 子供を残せない
避妊手術(メス犬) 手術時間:1時間ほど 5万円前後 望まぬ妊娠を避けられる ヒート(生理)が無くなるので、いつでも外出させられる 生殖器に関する病気にならない 太りやすくなる 子供を残せない

手術の費用は、どうしてもメス犬の方が高い技術を要しますし、時間もかかりますので高額になります。ただし、いずれにせよ全身麻酔で行いますので、麻酔のリスクはオスメスともに同じです。

ワクチン等予防接種

狂犬病ワクチンについては、犬を飼っている人には義務付けられているので、1年に1回必ず受けるようにします。ただし、病気療養中や老犬の場合はワクチン接種が命にかかわることもありますので、その場合は病院で「狂犬病予防注射猶予証明書」を発行してもらえれば、予防接種を回避することができます。ポメラニアンの体調により、医師に相談して接種しましょう。

まとめ

今回は、ポメラニアンという犬種の特徴や、ポメラニアンの飼い方について解説してきましたが、いかがでしょうか?
ポメラニアンは、人によく懐きますし、フレンドリーなので初心者の方でも飼いやすい犬種です。是非ポメラニアンを迎えて、楽しいわんこライフをお過ごしくださいね!

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